












桜の引き手と錠前の、栗材の小抽斗
栗の木でできた小さな箱に、抽斗がひとつ。正面には桜をかたどった引き手と、錠前の金具が並んでいます。手のひらに載るほどの大きさですが、木口まで木目のはっきり出た栗材で、持つと見た目より少しだけしっかりした重みがあります。
外箱の四隅は、板の端を45度に切って突き合わせる「留め」という継ぎ方で組まれています。板の切り口(小口)が表に出ないので、角まですっきりとした見た目です。小さな箱ですが、組みにひと手間かけた作りです。
抽斗を抜いて側板を見ると、墨で文字が書かれていました。和歌山市の町名と人の名前、そして「昭和十五年四月十八日生」と読める日付。生まれた子どものために誂えられ、大事なものをしまう箱として手渡されたのかもしれません。錠前の内側にはきちんと受け金具が仕込まれていて、小さいながらも本気で「しまう」ための作りです。
印鑑や通帳、手紙、指輪のような小さなものの置き場に。机の上に置いておくと、ふとした拍子に引き手をつまみたくなる箱です。
【サイズ】
幅106mm × 奥行152mm × 高さ83mm(約340g)
※商品の特性上、各寸法は測る場所によって多少前後することがあります。
【品番】
LS-117
【素材】
本体:栗 抽斗:朴 金具:桜形の引き手・錠前金具
【状態】
全体に使用による小さな擦れや色の濃淡があります。錠前の鍵は付属しておりません(施錠はできません)。抽斗の出し入れはスムーズで、ぐらつき等の構造的な問題はありません。汚れを落とし、簡単な清掃を済ませております。
【ご購入にあたって】
当店では古い家具や道具を、現代の暮らしでも心地よくお使いいただけるよう、清掃・修理・補修・調整を施してご提供しています。
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